現役ECサイト運営担当が楽天市場とYahooショッピングを比較してみる

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ネットショップ運営

運営が考える楽天市場とヤフーショッピングの違い

こんにちは、小幡です。

私はECサイトのショップ運営するお仕事もさせて頂いています。楽天市場やヤフーショッピングだけではなくamazonや海外モール、小規模ショッピングサイトなどありますが、お任せ頂くショッピングサイトは楽天とYahooが多く、それぞれ運営していると、ここが運営しやすい、しにくいありますのでご紹介していきます、

基本的な登録や会計処理には触れません。

中長期的にショップ運営していくにあたって注意したいことを重点的にお伝えします。

ショップの画像

初期費用、作成費用ではYahoo!有利

初期費用だけ見ると、Yahooが無料なので圧倒的有利だと考えます。

とりあえずショップ作成がしてみたい、という実験的な開設であればYahooにしておけば失敗してもダメージが少ないです。

中長期的な運営では楽天市場が有利

ECモール全体のシェア率で考えると、楽天市場の方が集客力が高く有利だという事もできます。

ただし、注意したいことはシェア率が大きい、楽天市場のユーザー数が多いからといって、あなたの商品が勝手に買われていくということはありません。

楽天市場でも、ヤフーショッピングでも、結局は売るための努力をしなければ商品が売れていくということはありえません。

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個人運営ではどちらも変わらない

基本的な更新作業をたんたんと一人で行っていく場合であれば、どちらの方が運営しやすいというメリット・デメリットは感じられないと思います。

あえて言えば、楽天もヤフーもマニュアルはとても読みづらく、何もわからない状況で運営をスタートするということを考えれば、電話対応で操作方法を教えてくれる楽天の方が楽なのかもしれませんが、平日昼間は10分待ちは当たり前という状況です。

電話対応があるから、なんでもスムーズに作業できるということはまったくなく、結局ひとつ1つ学びながら登録作業を進めていくことになりますので、個人運営ではどちらもそう変わりはないと考えます。

ネットの自由

あなたの手を離れることを考える

あなたがもしお店の経営者だとしたら、売上が伸びるにつれて運営が一人では成り立たなくなることが予想されます。それは発送作業やお客様対応をパート従業員やアルバイト従業員などに任せなければならなくなるということです。

そうなった場合はどちらが運営を任せやすいか?という問題にぶつかります。

そうなった場合、あなた自身が従業員に手取り足取りお店の運営を教えるのはナンセンスです。

そうするとシェア率が高い楽天市場の方が、業務経験者が多いので、運営をバトンタッチしやすいというメリットがあります。

CSV一括商品更新作業

本格的に商品数を増やした後、更新作業を進めていくとCSVの一括商品更新作業が必要になってきます。

100点もの商品を1つ1つページ更新していては、ちょっとの更新作業で一日消費してしまったりします。それを防ぐためにはCSVでの作業が必要になりますが、こちらも楽天の方が業務を委託していくのが楽だという印象です。

商品単位で20枚画像更新はYahooが楽

楽天の商品画像20枚をCSVデータを使わずに、商品ページで更新しようとすると、アップロードされている商品画像のURLを適切に設定する作業が必要です。

Yahooの場合で同じことをすると考えた場合、最初に20枚アップロードする画像を用意しておき、それをzipでまとめ一括アップロード、商品ページに反映という事ができます。

つまり、アップロード、URLの貼り付けという2つの作業を1回で終わらせることができるので、Yahooの方が楽です。整理した20枚の画像はRenameソフトを使い一括でリネームすれば数秒で違う商品ページにも転用できます。

10商品に15枚のテンプレート画像を貼りたい。という場合は圧倒的にYahooが楽です。

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まとめ

1人で全てこなせるレベルの店舗運営を行っていくイメージであれば、初期費用も安いのでYahooショッピングで良いと考えます。

業務を誰かに任せていく、委託していくということを考える月100万円くらいの事業展開を考えている方は、中長期的に考えてバトンタッチしやすい楽天市場にするのが良いと考えます。

これはあくまでも物販で発送作業やお客様対応が多数発生することを想定しています。

1点1万円以上するような商品をターゲットを明確にしぼって販売する場合や、サービスを販売する場合はまったく違う展開が考えれらます。

あなたのECサイトは、あなたの経営方針にのみ従って事業展開していくと思います。世界に1つだけの店舗ですので、あなただけの正しいと思う判断で適切なプラットフォームを選定して運営していくことが最重要です。

販売元の選定は慎重に。

少しでも売上が伸びるために頑張っていきましょう!

この記事を書いた人

小幡 知弘

1990年茨城県神栖市生まれ
2013年大阪芸術大学卒業
Python×Webエンジニア