『7つの習慣』の第1の習慣から先に進めない話

7つの習慣

皆さんこんにちは。2021年も残り2ヶ月を切り、コロナも日本では大分落ち着きを見せてきたところですが、特に生活リズムは変わらない小幡です。

2021年はほぼフルリモートでのお仕事をさせて頂いたので、街中の変化をほとんど感じませんでした。東京をはじめ、各地の人の流れの変化は激しかったのでしょうか。というより、コロナ前の東京をあまり知らないので、街の雰囲気どうのこうのに関しては何も言えない訳ですが。

外にでることが少なくなると、家で何かをしようとなるわけですが、私は本を読んでいたりします。以前は小説もよく読みましたが、今は読まなくなりました。たくさん読むわけではないですが、『7つの習慣』について書き残しておきたいと思い、今回の記事を書くこととしました。

「ちくしょー!こんな会社やってられねー!エンジニアに未経験だけど転職だー!」と思っている人におススメかもしれません。

というのも、本気で転職を考える時には、会社を辞める理由よりも、新しいことを始める理由を探した方が良いと考えているからです。面接の時でも必ず退職理由を聞かれると思いますが、ネガティブな理由は採用を遠ざけるだけです。

まずは「主体的になる」ことで、会社を辞める理由よりも、ポジティブな理由が見つかったときに、転職は成功すると思います。仕事で嫌なことがあり突発的に転職したくなった時は、その怒りのパワーをこの本にぶつけてみてください。

『7つの習慣』とは

『7つの習慣』とは、2013年にキングベアー出版から出た本です。著者はスティーブン・R・コビィー氏。

いわゆる自己啓発系の本だと思いますが、有名だと思うので、全く知らない方は読んでみるか、ググると内容がわかるかと思います。YouTubeでも紹介している人がたくさんいるので、読まなくても概要はわかるはずです。

以下に中田敦彦さんのYouTube動画のを貼っておきます。『7つの習慣』についてとても丁寧に笑いをたくさん交えて解説されています。私は本よりも先にこちらの動画を見たような記憶がありますが、最初は大体概要がわかったから、本は買わなくても良いかなと考えていましたが、お守り的に横に置いておこうと考えて買ったような気がします。

そんな動機で買った本でしたが、今では事あるごとにパラパラとめくってみて、自分がいかに『7つの習慣』から遠ざかっているかを再認識することができているので、手元にあってよかったなと感じています。

そんな『7つの習慣』ですが、私が手元に置くようになったのは、およそ1年前からかと思います。一応は一読したのですが、最近はずっと第1章を読んでいます。これがなかなか難しい話でこの第1章をクリアできないと次の章は実践するにおよばない、という構成になっているのです。

これは第1の習慣もできていないのに、第2の習慣はできないよね?というイメージです。

第1の習慣「主体的である」

その第1の習慣は「主体的である」です。

これがなかなか出来ないわけです。

私的に言い換えると「他人のせいにしない」になります。

ずっと思っていたことが、この第1の習慣には凝縮されているようなイメージです。とにかく自分の事を言うよりも、他人の事について言う事が多いのです。

「他人のふり見て、我がふり直せ」と言った感じで、まず自分を直さなければならないと思うのですが、どうしても主体的になれないのです。

「あの人は良くない」などと批判的になりがちなところを、自分に目線を向けたいと考えていますが、なかなかうまく行かないのです。

こうなってしまうのは、自分の目から見えるのは他人だけだからなのかなと思います。つまり自分の姿は鏡を通してでしか見えない訳で、意識が他人に向いてしまいがちになるだと思います。

ある意味、年を取ればとるほど言われなくなる、他人からの意見「あなたは天邪鬼だ」「あなたは不器用だ」がとても貴重です。自分からは見える事ができない、自分の姿、というのは大切にしていきたいものです。

まず自分が出来る事をする

「主体的である」ことの中に、私的には「まず自分が出来る事をする」もあると思っています。

これは著書の中では、「影響の範囲」という表現で記しているかと思います。自分ができること以外のこと「影響範囲の外」の事は、様々なメディアで目に触れる事も多いですし、簡単に関心を持つことができますが、全てに影響を与える事は不可能です。

ということで「まず自分が出来る事をする」ことが重要なのかもしれないと考えています。

「朝早く起きる」だけでも、自分で出来ることですし、その早起きしてできた時間を有効に活用することは、自分でなければできません。

他人から見れば、無駄な様な事でも、自分がやってみせるだけでも、それは「影響の範囲」を広げていると言えるかもしれません。

遠い異国での戦争に対して、「戦争反対を訴えること」は重要な事かもしれませんが、「影響の範囲」の届くところとは言い難いですし、そのために自分に出来る事は何か?を考える必要があるかと思います。

小さな成功体験を積み上げる

「千里の道も1歩から」どんなにすごい偉業でも小さな一歩があるわけで、それは自分自身がスタートさせるしかないと考えています。

「主体的になる」ことで、自分で何かをする意識が強くなり、行動することができると思います。

とにかく「主体的になる」ことほど難しいことはないなと感じます。

自分が自分である以上、自分で何とかすることが重要で、その結果を大切にしていきたいと考えています。

これは捉え方の問題でもあると考えているのですが、失敗に思えるようなことであったとしても、ポジティブに捉えなおす事で小さな成功体験になると考えます。

ある意味で実勢は失敗の連続だと言えるかもしれませんし、それは小さな成功体験の積み重ねとも見えると思います。最終的に成功体験として見るには、まず自分がどのように捉えるか、主体的に考える必要があります。

ポジティブ思考になり、小さな成功体験を積み上げることも大変なことだと感じています。

残された6つの習慣

そうして第1の習慣について永遠と考えていると、残りの6つの習慣は取り残された状態になるわけです。第1の習慣「主体的になる」ことが出来ているぞ、と考える事ができるようになってくるのはいつになるでhそうか・・・。

世の中は広いもので、「主体的になる」ことが出来ている先人がたくさんいます。

その先人と自分を比較することも主体的になれていないことかもしれませんが、目標とする人物、尊敬する人物がいたほうが、残りの6つの習慣を自分のものにすることができるのではないだろうか?と考えています。

いつの日か、「主体的になる」ことができるようになり、何かしらの成功体験をした後の自分がこの記事を見た時は、苦笑いをしていることかと思います。

そんな日が1日でも早くくるように、これからも毎日の鍛錬に励んで参ります。

まとめ

最後まで読んで頂きありがとうございました。

  • 主体的になることは、難しい

ということについて、今回は記事を書きました。

こうして今自分が思っていることを書き上げてみると、この『7つの習慣』は、ある程度「主体的になる」ことが出来ていて成功体験もそれなりにしている人が、「さて、これからの人生どう過ごそうか?」と考える時に効果を発揮するのではないだろうか?と思えてきました。

今も私の手元にあるのですが、著者の笑顔が「まずは主体的になりなさい。話はそれからだよ」と入門者を笑顔で諭している様に見えるのでした。

それではまた次回、皆さんにお会いできることを楽しみにしております。

この記事を書いた人

小幡 知弘

1990年茨城県神栖市生まれ
2013年大阪芸術大学卒業
Python×Webエンジニア