転職を4回経験してきたフリーランスが考える、最速転職方法論

4回転職した話

転職を4回してきてわかった最速転職方法論

こんにちは。小幡です。

私はこれまで大学卒業後→陶芸家弟子入り→中古買取販売企業→食品製造企業→化学素材製造企業→Web関連フリーランス、という経験をしてきました。企業に就職したときは、全て正社員として働いてきました。

陶芸家として生計を立てて行こうとしていた当時からすると、とんでもない人生の方向転換のように思います。

コロナウイルス蔓延以前の転職は簡単だった。

結論から言えば、2020年コロナウイルスが蔓延する以前の転職は簡単でした。

そして最速の転職法は、時代の流れに合った転職をする、です。

結論:自分が必要とされている場所に履歴書を送る

日本国内だけみても、様々な仕事で溢れています。その多様な職場から自分が必要とされている場所に行けば、転職活動はあっという間に終わります。

私が企業に転職を始めたのは2010年代後半2011年の東日本大震災も数年が過ぎたころで、リーマンショックは遠い昔話で日経平均は2万円を大きく上回っていました。経済も消費税10%になりはしたものの、そんなに消費が落ち込んでいる感覚はありませんでした。むしろペイペイなどの電子マネーが少しずつ浸透し始めて消費行動に楽しみすら感じていたのではないでしょうか?

企業も新しい工場や倉庫を立てているという印象でした。求人票を見てみれば、新規事業立ち上げのため正社員募集の文字が並んでいました。

1社目の中古買取販売企業は新しく倉庫を建設したところで、その倉庫の管理とネット通販の正社員として働きました。倉庫内は設備がすべて新しく、トイレや食堂、会議室、宿泊施設は新品同様で快適でした。出来立ての施設ということもあり、1年働いただけで、部門のトップと同等のポジションを頂き本社のメンバーと会議に参加させて頂いたりもしました。とても良い経験になりました。

2社目の食品製造企業も、親会社の100%出資で出来た新会社の新工場でした。設備が全て新品同様なのはもちろん、親会社からの出向者と全員新人社員ということで創業時はトラブル続きだったらしいですが、私が入社したのは安定し始めた3年目くらいの時でした。

3社目は全国誰でも知っている様な企業に就職できました。2社目を退職するまでに、工場で働くために取る一般的な資格を独学で取得し、語学の勉強も進めていたのが良かったかなと思います。

危険物取扱者乙種4類、第2種電気工事士、中国語(HSK1級)を取得しましたが、3社目の会社は社員であれば、受験料と移動費を全て出してくれるとのことで、さすが大企業だなぁと思いました。第2種電気工事士は実技の練習問題だけで2万円、試験を解くための工具だけで1万円と、かなりの出費になったわりに、入社試験のアピールにしか使えていないので、笑い話です。

なぜこんなに簡単に転職できたのか?

既に結論は述べましたが、自分の必要とされている場所に身を置こうとするマインドさえあれば、転職は非常に簡単です。

自分が必要とされているかを考える。

まず、自分がどんな企業に必要とされているか考えてみる。これができれば、もう転職活動はあっけなく終了することでしょう。

一般的に転職活動がうまくいかない人のマインドは・・・

今の会社の給料が安い→転職しよう→レベルが高すぎる企業に応募→不採用

という感じです。私が勤めてきた企業でも毎日「転職したいな」と嘆く人たちがたくさんいましたが、その気持ちを持ってハローワークや転職サイトに登録する人は一握り。そこから実際に転職した人は一握りです。

つまり自己分析をしっかりと行い、企業研究を少ししてから履歴書を送付すれば、ほとんどの場合転職は簡単にできます。

どんな企業が自分を求めているかを分析する

自分を欲しがっている企業に履歴書を送付できれば、転職活動はあっという間に終了します。

では実際にあなたがどんな企業に求められているか分析してみましょう。

まずは、求人票を見ます。

年齢制限35歳まで

この基準は明確で、35歳を過ぎた人が採用されることはほとんどないでしょう。この年齢制限を設定している企業のほとんどは、若手が欲しいからです。

またこのような年齢制限がある企業に40歳の方などが応募し、万が一採用されたとしても、その人自身も企業も辛い思いをするだけの可能性が非常に高いです。なぜなら最初の仕事は20㎏の荷物を持ち上げたりするなど、肉体労働をする場合が多く連日その肉体労働をすることが肉体的にも精神的にもハードだからです。

また35歳前後の先輩に頭を下げて働くことができるでしょうか?

こういった年齢制限がある場合は、先輩や上司も若い場合が多いです。私は27歳の時に19歳の先輩に教えて貰っていました。最終面接でも、「あなたは先輩社員が年下でも大丈夫ですか?」と聞かれると思います。そのような職場が苦手な方は、無理に年齢制限を無視して履歴書を送ることはやめておいた方が良いと思います。

女性歓迎

この場合も年齢制限と同じように、ほとんどの場合男性が応募しても辛い結果しか招きません。男性が夢見る女性の花園に入っていき、十分に自分のパフォーマンスを発揮できる男性は貴重な存在と言えるでしょう。

この「女性歓迎」に男性が応募しても良い結果にはなりにくいので、あきらめて違う企業を探しましょう。

○○経験者優遇、〇〇な方優遇

もし事務職でExel経験のある方は、Exele経験者募集の求人を見かけたら、その企業はあなたを求めていると考えましょう。

よくある勘違いで「Exele経験者なんてどこにでもいるよ」と考えている人がいます。確かに日本中Exeleを触ったことがある人はたくさんいます。ですが、その求人票を出した時点で就職活動をしているExele経験者はほんの一握りなのです。さらにその中から、「転職したいな」と考え、実際に履歴書を送るまでを実行する人は数人でしょう。

何も経験なんてありません、という人は本当にこれまで何もしてこなかったかもう一度考えてみてください。必ず何かを経験しているはずです。

人は必ず何かしらを経験している

これまでの人生を振り返ってみるまでもなく、あなたは何かを経験しているはずです。その経験は世間的に見れば、ごく普通なことかもしれませんが、求人票が出された時点で、その経験がある人は一握り、さらに履歴書を出す人は数人なのが転職の実態です。

あなたが必要とされている企業に履歴書を送る。これが出来る人は最速で転職できます。「転職したいな」から「転職しました」と話せる人になれることを祈っています。

この記事を書いた人

小幡 知弘

1990年茨城県神栖市生まれ
2013年大阪芸術大学卒業
Python×Webエンジニア