2019年5月に上海に行ってスマホ文化のレベルの高さに衝撃を受けた話

中国の話
中国の串焼き
中国の羊の串焼きが美味しい

上海に行って、スマホが無いと遊べないことにショック

2019年5月はまだ全く新型コロナウイルスがなかった時の話です。中国全土で、大手動画配信サイト「BiliBili」が主催の大型リアルイベント「BiliBiliWorld」が開催していました。

たまたま遊びに行こうと思い立ち、勢いで初中国旅行へと出かけたのでした。

結論から言うと、優しい中国人に助けて頂き、イベントで遊ぶことが出来たのですが、彼らがいなかったら危うくチケットも手に入らず、会場に入る事すらできませんでした。

現地に入場チケット販売カウンターがない

日本でも大きなイベント会場などでは、現地にチケットカウンターがないことも多くなりつつありますが、日本の大手動画配信サイト「ニコニコ動画」のリアルイベント「ニコニコ超会議」でも現地で当日券が売られています。

私はその感覚で「きっと現地にチケットカウンターとかあるだろうな」と何も考えずに上海に行こうとしていました。

ところが、たくさん調べているうちに「入場チケット販売カウンターはない」ということを優しい中国人(ネット)に教えて貰い、「当日券を買うなら黄牛券を買うしかない」と教えて貰いました。

「黄牛券」なら現地で買えるらしい

感覚的に、30人に1人くらいの中国人が「黄牛券なら現地で買えるよ」と教えてくれたと思います。私はその話をうのみにして「なるほど!現地で買えるのですね!」と喜んでいた記憶があります。

後でわかったことですが「黄牛券」とは、日本の「ダフ屋」「転売ヤー」と同じ構造らしいです。つまり、お金とそれなりの交渉が必要だったようです。

結局、チケットをプレゼントして貰う

上海に向かう数日前に、親切な中国人にネットで出会うことが出来ました。今でも本当に感謝しています。彼は「黄牛券を現地で買えば大丈夫だ!」と頭がお花畑状態の私を見かねて、「私が君にチケットをプレゼントしよう」と言ってきたのです。

その後も、別の中国人にご飯を奢ってもらったり、道案内してもらったり、現地上海の親日の中国人のみなさんには感謝しています。

スマホ決済したチケットが転送されてくる

アマゾンギフト券の様な感覚でした。そしてそのチケットは当日になるとQRコードが表示される仕組みでした。当時99元だったので安くはないです。それをポンと見知らぬ日本人にプレゼントするなんて、信じられませんでした。

購入には現地の銀行口座と納税証明書が必要

バンクオブチャイナ(中国銀行)という銀行が東京大手町に支店がありますので、銀行口座は結構簡単に開くことができます。ちなみに現地のバンクオブチャイナ(中国銀行)で銀行口座を作ろうとしましたが、永住権とか仕事とか納税証明書などが無ければ作れないとのことでした。

そして、中国の納税証明書(?)日本で言うマイナンバーが必要でした。つまり中国人しか買えないということです。

中国のゲームをプレイするにも納税証明書が必要

ほとんどの場合、中国産ネットゲームを中国サーバを通して遊ぼうとした場合、同様に納税証明書(?)マイナンバーが必要です。個人の管理が厳しくされているなと感じました。

コンビニではほぼ100%スマホ決済

これは私が上海で感じたことですが、コンビニで買い物する人はほぼ100%スマホ決済していたと感じました。私は現金しかなかったので、現金でも一応買い物はできましたが、やっぱりスマホ文化がすごい進んでいるなと感じました。

またレジ袋も日本よりも早く有料化されていて、1つ0.5元だったと思います。言葉が通じず、とりあえず「我要」(欲しいです)と伝えると貰えたのですが、その代金の0.5元がレシートに書かれているにも関わらず、追加の支払いはありませんでした。単純にレジのミスだったのか、面倒な外国人とは早くおさらばしたかったのかはわかりません。ありがとうファミマ店員さん。

ちなみに上海はファミマとローソンが多い印象でした。

地下鉄、タクシーも都会人はスマホ決済

この感覚は日本と同様でしたが、上海在住見えた人はスマホで改札を通過し、イベントのためだけに訪れた中国人は切符販売機で購入していたような印象です。

両替はデビットカードから出金がお得?

大手町の支店でデビットカードを作り、日本円を入金した後、上海で元で出金することができます。レート換算など細かくは計算したデータは消失しましたが、成田空港で両替すると1元17円のところ、デビットカードで現地出金すると100元1520円くらいでした。

成田空港で10万円両替すると、およそ5,882元。※安心と安全を優先

現地で出金100元、1520円+150円(手数料)。※怖かったので少額

上海ホテルで10万円両替すると、およそ6,250元。※ちょっと中国語がしゃべれるようになったのでチャレンジ

どれもメリットとデメリットがありますので、上手く使って行きたいですね。デビットカードが使えるところは少なかったですが、直接支払いの方が良い時もあるかもしれません。

とにかくスマホと情報が大事

お金の話もそうですが、スマホと情報がとても大事で、スマホ文化のレベルが高いと感じました。ちょっと田舎に行ったのならまた話は変わると思いますが、アジア圏の中でも最も発展した場所という印象を受けたのは間違いありません。中国上海の最先端を追いかければ、数年後の東京が予測できるような気がしました。

ちなみにネット論者の中で武漢の事を「ウーハン」と呼んでいる人がいますが、カタカナ中国語的には正解ですが、発音が全く違いますので、中国人には通じないと思います。

コロナウイルスが終息したら、また中国語の勉強を再開できたらいいなと思います。

この記事を書いた人

小幡 知弘

1990年茨城県神栖市生まれ
2013年大阪芸術大学卒業
Python×Webエンジニア