みなさんこんにちは。ソフトウェア開発のお仕事をさせて頂きながらも、電子工作やハードウェア的な開発もしてみたいと思う小幡です。
2021年11月28日。両国国技館で行われた高専ロボコンをYouTubeのLIVE配信で見ていました。今回はその感想をまとめて記事にしたいと思います。工場勤務を経てからソフトウェア開発の仕事をさせて頂き、そして初めて高専ロボコンを見た私にとって、色々と思う所があるのでした。
初めて見たロボコン
「ロボコン」の公式サイトのリンクを以下に貼っておきます。
「ロボコン」という特撮が私の子供の頃に放送していたことを思い出しますが、それとは別物です。
詳しくは公式サイトや公式の動画などを見て頂きたいです。私はロボコンに全く詳しくないので。
初めて見たロボコンをざっくり説明すると、「ロボットを作ってパフォーマンスさせるコンテスト」というイメージでした。
解説の人の話によると、以前はバトル形式だったらしいですが、最近パフォーマンス採点形式になったとのことでした。
以前、パン工場で勤務していた経験もあり、「ロボット」と聞くと「産業用ロボット」が思い浮かび、研修をしないと扱えないくらい危険なものという印象がありました。もちろん漫画やアニメのロボットも想像しますが、「産業用ロボット」の方が身近な感じがしています。
そして「ロボコン」もどちらかというと「産業用ロボット」が終着点として設計されたコンテストなのかなぁ?と思う節がたくさんあり、とても共感できる「ロボット」がたくさん出てきて面白かったです。
安全装置とヘルメット
先ほど簡単に説明しましたが、私の知っている範囲の小さな世界ですが、工場の「産業用ロボット」には、たくさんの危険が伴っているイメージです。とても重い荷物をスイスイ移動させたり、強力なビームのようなものを出したり、ものすごい勢いで回転させたりするので、もし人とぶつかったりしたら「痛い」では済まないことがあります。
高専ロボコンを見ていても、なかなか危険がありそうなロボットが動いていて驚きました。開設の人が「レギュレーションがそれなりにある」と話をしていましたが、1つのロボットは25㎏まで大丈夫とのことでしたし、モーターやコンプレッサーなど、一歩間違えば大事故が起きかねないものも結構ありました。
そういうこともあり、高専生のみなさんはしっかりとヘルメット着用。そしてロボットには非常停止ボタンがついていたことに好感がもてました。私はパン工場で働くまでは非常停止ボタンなどを意識したことがありませんでした。試しにフリー画像提供サイトで「非常停止ボタン」で検索してみましたが、ロボット用(?)の非常停止ボタンは見つかりませんでした。電車の非常停止ボタンがとても目につきましたが、確かに普通に生活しているなかでは一番有名な非常停止ボタンかもしれません。(ロボコンルールブックにイラストあり)
目立たないところに技術が詰まっている
安全装置はとても重要な装置だと思っていますが、もちろんロボコンではそのようなところは評価されないわけです。記憶が曖昧ですが、評価は4つの項目で各25点、合計100点満点だったかと思いますが、安全性という項目はなかったかと思います。(以下ロボコンルールブックより引用)
<審査のポイント>
点数化は以下の2つの観点から⾏う。
① チームがこだわった技術の難易度とその達成度
② ロボットのアイデアとパフォーマンスのすばらしさ
審査のポイントは以上の2つのようです。
特に安全への配慮などが盛り込まれていないのが、なんとなくしっくりこない感じがしますが、ロボコンというか、こういう界隈では安全への配慮というのは最低限の配慮というか、最初からあって当たり前のようなものなのでしょうか?
私は本当に素人なので、はんだ付けもできないので、おそらく安全装置をロボットに付けるだけでも色んな技術が取り入れられていると思うのですが、そういうことは裏の目立たないところで使われている技術だと思います。
個人的にはそういうパフォーマンスからは見えない部分に興味がわきました。
優勝したジャイロのロボット
そういった意味でも、優勝したジャイロのロボットは、安全装置も含めてジャイロ回転がうまくいくように設計されていると思うので、パフォーマンスからは見えない技術が盛りだくさんだったのかなぁと思います。
1つ残念だったのはYouTubeのLIVE配信ではクアッドジャンプをした瞬間が上手くカメラで捉えられていなかったことでしょうか。
そもそもロボット素人以前に、理系素人からすると「ジャイロ回転」ってなんやねん!?という状況なのでスタートから盛大にずっこけていたのですが、優勝してしまったので、理系蔵人からするとすごい技術が盛りだくさんだったのかなぁと思います。(2回目)
うがった見方をしてしまうと、バトル形式からフィギュアスケート形式の採点方式になったロボコンへの疑問符的な作品にも見えました。
私はどうもフィギュアスケートという競技のすばらしさがよくわからないのですが、それはおそらく感受性が乏しいからだと思っているのですが、単純に技術点だけを評価するのであれば、4回転ジャンプが飛べたかどうかを採点すれば良いのでは?と思ってしまうのです。
そして今回の高専ロボコンでは、出場者も不可能だったと前置きしていたクアッドジャンプを成功させて優勝。うーむ、これは・・・。
対戦形式を知らないので、そちらはそちらで何かしらの疑問符があったのかもしれませんが、何かを採点するというのは難しいなぁと思ったのでした。
まとめ
以上、長文を最後までお読み頂きありがとうございました。
高専ロボコンの感想をまとめると、私にはレベルが高すぎて、よくわからない部分がたくさんありましたが、何かの目標に向かって青春するっていいなぁと思いました。
そのやる気に感動し、私もさらに頑張って精進しなければならないと感じました。
それではまた次回、みなさんにお会いできることを楽しみにしております。
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