SESで働いて5年目。良かったこと、悪かったこと。

SES

みなさんこんにちは、おばたです。

2020年に採用頂いた会社で働き始めて、あっさりと丸4年の月日が経ちました。

気が付けば5年目を迎えていたので、SESで働いて良かったこと、悪かったことを書いてみたいと思います。

基本的には良いことしかなかった

私の場合、30歳にしてエンジニア転職を成功させた身ですので、基本的には良かったと思える事しかありません。

そもそも、エンジニア未経験だった私を採用して頂いた今の会社には感謝してもしきれない気持ちで一杯だです。

もちろん、お仕事ですのでつらいことも多々ありましたが、辛いこと無しでは成長なしだと思っていますので、やはり会社には感謝しかありません。

その中でも特に良かった点などを何点か挙げて、そのあと、悪かった点も挙げてみます。

良い先輩に恵まれた

特に大きかった良い事と言えば、良い先輩に恵まれたことだと思います。

業務だけでなく、業界全体についても全くわからなかった私にたくさんの事を教えてくださった先輩には感謝してもしきれません。

SESをしていると他社のエンジニアの方と一緒にお仕事をすることもありますが、なんと言いますが、一緒にお仕事するのは大変だろうなぁと思うひともチラホラいらっしゃいます。

これは私が経験してきた他の業界でもそうでしたが、結局は人と人のコミュニケーションが仕事の基本ですので、人同士の合う合わないが必ず起きることだと考えています。

そんな中、良い先輩に恵まれたということは、運が良かったと考えています。

同じ案件に、自社のエンジニアがいてくれるだけで心強いことだと思いますが、その上その先輩からいろいろな知識を得られたのはとても良かったことだと思います。

良い案件に恵まれた

そして次に良かった事と言えば、良い案件に恵まれたことだと思います。

就職活動を始める頃には、Pythonという言語の事や、AWSというサービスの事をほんの少し知り、できればそれらが扱える環境でお仕事ができれば最高だなぁと薄っすら考えていたのですが、まさか1番最初に参画させて頂いた案件でそれらを触ることになるとは思っておらず、とても喜んだことを今でも覚えています。

もちろん、希望の案件を頂けるように自分なりに勉強をしたり、サービス開発をしてみたりしていたので、努力が実を結んだ一面もあると思いますが、9割は運が良かったことなのかなと考えています。

そしてこの案件にずっと参画できたことも、良かったことの1つです。

この案件に参画して5年目になるのですが、前任者が交代したことで私が一番経験年数が長い状態となるまでになりました。これはとても大きな経験となっています。

というのも、最初は開発メンバーとして参画したので、基本的な開発とテストをしっかりと学ぶことができましたし、先輩から得た知識によって基礎を固めることができたと考えています。

サーバー側の知識だけでも、基本情報技術者試験の問題に出てくるような基礎中の基礎から考えれば、勉強する幅はものすごく広いです。その膨大な必要知識を学びつつ、1つの業務に集中できたことは、とても良かったことだと感じています。

その後、経験を積み先輩からも少しは信頼して頂けたためか、詳細設計のフェーズにも参加させて頂くことができました。それからもコツコツとお仕事をさせて頂いた結果、プロジェクト内で最年長となり、他のメンバーのレビュー担当者としてお仕事をさせて頂いたり、要件定義の会議に参加させて頂いたりと、様々な経験をさせて頂きました。

これらの経験は、普通のSES会社ではなかなかできないことなのかなと考えていますので、発注頂いている企業様にも感謝しております。

良い後輩に恵まれた

2024年は、良い後輩にも恵まれたと感じています。

私は4年目となり、本当にいいタイミングで誰かに指示を出したりする機会に恵まれたなと感じています。

お仕事で誰かに何かをお願いすることになったのは、とても久しぶりでしたのでマネジメントの本や、コミュニケーションの本をたくさん読みました。

残念ながら、後輩とお仕事をさせて頂く中で不具合も発生していまい、取引先企業の皆様には多大なご迷惑をおかけしたことは、今でも反省しています。申し訳ありませんでした。

ですが、あの時の経験があったことで、よりマネジメントやコミュニケーションについて深く知ろうと考えられるようになったので、個人としては良かったことだと考えています。もちろん、二度と同じことが起こらないよう、再発防止に努めてまいります。

精神的にも、業務量的にも辛かったことは言うまでもありません。

先輩とお仕事をしていた時に、サーバーのデータを間違って消してしまったり、コンソールの使い方が全くわからずリリース作業で失敗するなどの経験がなかったので、自分自身として大きなミスなく業務をこなすことが出来ていたのかなと考えたりもしますが、そこは先輩の指導が上手だったからなのかもしれません。

後輩とお仕事をさせて頂いたことで、1人ひとり違う人間なので、何を考えているのか、どういう事がしたいのか、しっかりとヒアリングすることを疎かにしてはいけないなと考えられるようになったと感じています。

いつかは案件が変わるということ

最後に、SESで比較的悪かったと思うことを1つ挙げておきます。

それはSESのお仕事は、いつどんなタイミングで案件が変わるか全く予想できないということです。

結局、5年目の今も1つの案件に参画させて頂いています。これは本当に奇跡のようなことだと思うのですが、もちろん会社からは何度も「もうすぐ終わるよ」と通告を何度も頂いていました。

たぶん感覚的に半年に1回くらいでしょうか。

ちなみにこの4年間で、何件か他のプロジェクトに参画させて頂いたのですが、記憶に残らないほど、かなり短期なので詳細は割愛します。

私はその通告が本当に精神的に辛かったように思います。

せっかく頑張ってキャッチアップしたプロジェクトの知識や、プログラミング言語の知識がもしかしたらまたゼロの状態からスタートするのかもしれないと考えると、やるせない気持ちになっていたと思います。これは先にも述べた通り、良い案件だと感じていたことも大きいかもしれません。

結局は、自分がうまく捉えられるか、前向きになれないかだと思うのですが、この4年間はポジティブに捉えなおすことができず、AWSの資格も未だに1つも取れていないことは、とても後悔しています。

次の案件でAWSではなかったら、AWSの資格を取っても意味ないよなぁと考えてしまい、一度落ちた基本情報技術者試験を再度受験することとしたのでした。

個人開発していた事などは、スキルシートには書けないので、少し遠回りをしてしまったと感じています。深いことを考えずにスキルシートに書けるような資格を取得しておいた方が良かったかもしれませんね。

そんなことを「案件が終わる」と再度通告頂いた昨今、またモヤモヤしながら考えていました。

まとめ

いかがだったでしょうか?最後までご覧頂きありがとうございました。

私も最初はSESは良くないと思い込んでいたので、当時は採用頂いた嬉しさも感じつつ残念に感じていることもありました。

でも、結果的にSESでも長期間に渡って良いプロジェクトに関わることができたので、とても満足しています。

人生何がどこでどうなるかわかりませんね。5年目も気を引き締めて業務に取り組んで参ります。ここまで支えてくださった皆様に感謝します。ありがとうございます。

引き続きよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

この記事を書いた人

小幡 知弘

1990年茨城県神栖市生まれ
2013年大阪芸術大学卒業
Python×Webエンジニア