皆さんこんにちは、小幡です。
本日は『Looks Good To Me』を読んだ感想です。
そもそも「LGTM」とは?
そもそも「LGTM」とは何でしょうか?レビューとは何でしょうか?
そのような初歩的な説明から本書は丁寧に解説しているように見えました。
なので、本当にレビュー初心者の人でも、読むことができると思いますが、既にシニアエンジニアレベルになっている人は読み飛ばすことになると思います。
筆者が体験した現場でのやりとりなども記載されていますので、他の現場でも同じように使われているんだなーと体験することができるところも、本書の素晴らしいポイントです。
個々のエンジニアの中でも「LGTM」の重みや期待する価値が異なることがあるかもしれませんが、改めて共通認識として確認しておくことは良いことだと思いました。
良いレビューが生み出すチームの「心理的安全性」
私の経験から話をすると、基本的にほとんどのレビューは悪いレビューに当てはまると思います。
厳しすぎる指摘や、逆に無関心な承認が多いと考えているためです。
これは、私が経験した現場がたまたまそうだったかもしれませんが、そもそも日本人同士の会話で、人を褒めるシーンをあまり想像できないのと、SESの現場では他社のエンジニアとの関係性が難しく適切にレビューをするのが困難な場合が多くあるように思うからです。
良いレビューとは何か?それはほんの些細な事の連続ですが、とても重要なことが本書では語られています。
建設的なフィードバックが、いかに個人の成長とチームの士気に直結するかを教えてっ貰いました。
その中でも個人的に良いなと思ったのが、「Good」のコメントを残す事と、わからないコードのレビュー担当になったときには、そのコードを理解できるチャンスだと捉えることでした。
「Good」のコメントを残すことが、心理的安全性につながることが確認できたので、これからは積極的に使っていきたいと思っています。どうしてもレビューとなると、書き方が悪いところを重箱の隅をつつくような事になりがちですよね。そうではなく、良い所はないか?と探した方が、お互い幸せになれることを再確認しました。
そしてわからないコードについて積極的に理解を深める姿勢は、個人だけでなくチームに貢献できることも再確認しました。
実践のための自動化
本書では自動化を推奨する場面が多く出てきます。
PRのテンプレートなどもその1例ですが、最終的には最初のコードレビューをAIにさせるところまで紹介しています。どうしても人の手でやろうとすると品質のバラつきが出てしまいますので、PRの作成、レビュー、レビュー依頼のリマインドまで出来るところは自動化を勧めています。
これらの自動化を行うと、最終的な人間の判断など、人間にしかできない実践的なコードレビューに集中することができることは容易に想像できますね。
チェックすべき観点について丁寧に解説されており、明日からこれを実践しよう!と思えるテクニックが豊富です。
新しい技術を手に入れると、ついついそれを導入したくなってしまいますが、その前に自分たちのプロジェクトの自動化がどこまで出来ているかの確認が必要なことに注意しましょう。
ツールの導入よりも、対話の方が重要なことだ!というのはよくあることです。
まとめ。明日からの「LGTM」を最高のギフトにするために
スキルアップだけでなく、メンバーへのリスペクトを持って仕事をする事が最も重要なポイントかもしれません。
本書では何度も触れられるポイントですが、敬意をもってプロジェクトに参加することが大前提です。
コードの問題点を指摘する際も、『より良くするための提案』という建設的なスタンスを忘れないことが大切です。
まずは本書を読んだ自分が変わり、レビューをするところだけではなく、PR作成から意識を変える必要があります。
良いレビューは、良いPRから。そして良いPRには良いレビューを!
以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
