緊急地震速報から考える本当の怖さ

earthquake0506
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緊急地震速報が伝えるのは地震情報だけではない

スマホが伝える緊急地震速報。けたたましいアラート音と「地震です」のアナウンス。私はこのアラートが嫌いで、なんでもアラートが鳴らない設定を試みてきました。地元、茨城県神栖市は3・11でも津波の被害を受けました。2019年の台風では、近くでは川が氾濫、水位があがり床下浸水なども経験しました。その時は大雨洪水警報がスマホでアナウンスされました。

北朝鮮から発射されたミサイルが日本上空を通過した際もJアラートが発令されていたのが記憶に新しいかと思います。このアラートを聞いて「うるさいなぁ」と思うことはありますが、逆に「うるさいなぁ」で終わってくれて良かったなと思う事もあります。

先日2日連続で緊急地震速報アラートが出たので、その本当の怖さについて書いてみます。

元画像はコチラ
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実家では大きな地震。東京では「うるさいなぁ」

先ほども書きましたが「うるさいなぁ」で終わることほど幸いなことはありません。2日連続で緊急地震速報が流れた翌朝、私は念のため実家茨城県に電話をしてみました。東京都ではほとんど揺れを感じることは無く、ネットでも「うるさいなぁ」という趣旨の発言が飛び交っているのを目撃していたので、大したことはないだろうと思っていました。

震度4と体感震度は大きく違う

地元では震度4と報道されていたらしいですが、そんな震度4でも「恐怖を感じる震度4」だったと電話越しで教えて貰いました。茨城での地震は体感的に「1週間に1回はある」日常的なものとなっており、震度2や震度3ではほとんど避難体制には入りません。「また地震だなぁ」というレベルです。

しかし、今回の地震は「逃げた方が良いのかもしれない」と恐怖を覚えるレベルだったとのことで、緊急地震速報もあながち無駄なツールだとは言えません。

本当に怖いのは、忘れた頃にやってくる

3・11の時も阪神大震災も関東では記憶から薄れてきた頃にやってきました。何も備えをせずに待ち受けていたあの日。天災は、生活環境を辛い日々へと一変させたのです。水道、電気、ガス、ライフラインが何もない生活は一日一日をやり過ごすだけでも一苦労でした。それを私たちは忘れてはいけないと改めて思います。

緊急地震速報はその忘れた記憶を呼び覚ますツールです。「うるさいなぁ」と思っていることほど危険なことはありません。「うるさいなぁ」と感じたその瞬間、何も備えもしていない生活に戻っていないか再確認してみることが重要だと思いました。

新型コロナウイルスも、忘れた頃にやってきた

私はコロナ以前、伝染病の知識はまったくりませんでした。YouTubeなどで少し学びました。ペストや黄熱病について全人類が正しく学び、次の伝染病について対策をしていたのならば、これほどのパニックには陥らなかったと思います。本当に怖いものは、忘れた頃にやってくるものだなぁと痛感しています。

次の緊急地震速報に備える

次の緊急地震速報のアラートが鳴った時、本当に何か月も家に帰れなくなる可能性があります。自分自身を守るため、大切な人、家族や友人を守るため、最低限、現時点で出来る事は何か?実際に大型地震が起こった時にどのように行動するか?備えあれば患いなし。今日5分でも時間を使って、避難訓練を実施することにします。

最低限の備えとは?逃げる際に持ち出せる荷物の保管場所は?地震発生時の避難場所は?

1人の命だけでも救える様、行動できれば幸いです。

この記事を書いた人

小幡 知弘

1990年茨城県神栖市生まれ
2013年大阪芸術大学卒業
Python×Webエンジニア